Instagramが「危険な検索」を保護者へ知らせる
Instagramで13〜17歳の利用者が、自殺や自傷に関する内容を短期間に繰り返し検索した場合、保護者へ通知する仕組みが日本でも導入されています。対象は、Instagramのペアレンタルコントロールで保護者と連携しているアカウントです。
危険な兆候が検索行動に現れた場合に、保護者が気付くきっかけを作ることが目的です。通知を受けた保護者には、必要に応じて専門的な支援情報も案内されます。
「利用時間を管理する」のとは少し違う
一般的なペアレンタルコントロールは、利用時間、アプリのインストール、課金、年齢制限などを親が設定するものです。
今回のInstagramの仕組みは、それとは少し違います。親が直接見ていない場所で、子どもの行動に危険な兆候が現れたときに、サービス側から知らせる仕組みです。
米国ではさらに踏み込んで「原則1日2時間」
米国では、Metaと州・地域の司法長官らとの合意が裁判所に承認され、18歳未満のFacebook・Instagram利用により強い保護策が導入されることになりました。FacebookとInstagramの合計利用は原則1日2時間までで、午前0時〜6時は利用を制限します。
このほか、学校時間帯の通知制限、反応数の非表示、年齢確認技術の強化などが含まれます。2時間の上限は保護者の許可で変更できる仕組みです。米国の参加州・地域の措置であり、日本で同じ制限が導入されると決まったわけではありません。
オーストラリアでは16歳未満のSNSアカウントを制限
オーストラリアでは2025年12月から、対象となるSNSに対し、16歳未満がアカウントを作成・維持できないよう合理的な措置を取ることが求められています。
国によって制度は異なりますが、子どものSNS利用を家庭だけに任せず、サービス事業者にも設計上の役割を求める方向は強まっています。
日本ではどうする?
親の見守りは必要です。一方で、子どものプライバシー、親子関係、監視されていると感じること、家庭ごとの考え方もあります。すべてを親が確認することが、いつでも最善とは限りません。
ただし、生命や安全に関わる兆候については、普段のプライバシーとは別の重さがあります。親、サービス事業者、支援機関がどう情報を受け取り、どこまで支えるのかを、落ち着いて考える必要がありそうです。
まとめ
子どものSNSをすべて親が監視することは現実的ではありません。だからこそ、家庭、サービス事業者、社会で役割を分担する流れは、これからさらに強まりそうです。
日本でも「親が設定してください」で終わらず、未成年のSNS利用そのものをどう設計するかという議論が必要になりそうです。

日本でもやってほすぅぃー!
ARECHIN'S NOTE
あれちんのひとことあれちんって? →
これは保護者として本当にありがたい機能だと思います。
子どものスマホにはペアレンタルコントロールを設定していますが、それでも親から見えないところで何が起きているか、全部分かるわけではありません。
自殺や自傷につながるような危険な兆候があるときに知らせてもらえることで、助かる家庭はかなりあるんじゃないかと思います。
米国で未成年のInstagramとFacebookを原則1日2時間にするという方向も、個人的にはかなり賛成です。
すべての家庭が同じように設定できるわけではないので、家庭だけに全部任せるのではなく、サービス側や社会全体でも子どもを守る仕組みが必要だと思います。
オーストラリアでは16歳未満のSNSアカウントを制限する制度も始まっています。日本でも、こういう議論はもっと進んでほしいです。
SOURCES