ステルス値上げとは

一般にステルス値上げは、価格を大きく変えずに内容量、サイズ、個数、原材料などを見直すことで、実質的な負担が増えるように感じられる変化を指します。正式な制度上の用語ではなく、商品の変更を表す呼び方です。

もちろん内容量の変更には原材料や製造、品質維持などさまざまな事情があります。すべてを同じ理由で説明できるわけではありません。

9割が『実感している』

マクロミルの全国18〜79歳を対象にしたインターネット調査では、90.2%がステルス値上げを実感していると回答しました。46.1%は『頻繁に感じる』としています。

気付く場面は、店頭で商品を手に取ったときが55.0%、開封時が46.6%、使うときが42.4%でした。値札を見る前後や、実際に使い始めてから違和感を持つ人が多いことが分かります。

価格だけでは比較できない

同じ価格なら同じ負担とは限りません。内容量が変われば、100g当たり、1個当たり、1回分当たりの価格は上がることがあります。

店頭の単価表示がある商品なら、内容量だけでなく単価を見ると比べやすくなります。ただし容量、個数、品質、使い切りやすさなども違うため、単価だけで良し悪しを決める必要はありません。

いつもの商品ほど気付きにくい

いつも同じ商品を買っていると、パッケージの大きさや個数が少し変わっても、すぐには気付かないことがあります。反対に、手に取ったときや開封したときに初めて違和感を持つこともあります。

気になる商品は内容量表示や価格表示を一度見比べるだけでも、変化を把握しやすくなります。以前のレシートや購入履歴を残しているなら、比べる材料になります。

買い物でできること

毎回すべての商品を細かく比べるのは現実的ではありません。家計への影響が大きい主食、日用品、よく買う商品から、価格・内容量・単価を確認するのがよさそうです。

量が減ったから必ず別の商品へ替える必要はありません。好み、品質、使い切りやすさも含めて、自分の家庭に合う選択をすることが大切です。

まとめ

調査で9割が実感したステルス値上げは、値札だけを見ていると気付きにくい変化です。店頭で手に取ったとき、開封したときに違和感を持つ人が多いのも自然でしょう。

価格、内容量、単価を必要な範囲で見比べることで、家計の変化を把握しやすくなります。すべてを追いかけるのではなく、いつも買う商品から確認するのが現実的です。