水蒸気量を毎秒5回測って、風を切り替える

シャープは10月8日、プラズマクラスタードライヤー「IB-WX903」を発表しました。発売は10月22日で、価格はオープン。家電 Watchが伝える市場想定価格は46,000円前後です。

髪を乾かすときに出る水蒸気量を毎秒5回測り、その状態に応じて温風と弱冷風を自動で切り替えます。一定時間ごとに同じ動きを繰り返すだけでなく、乾燥の進み方を風の制御へ反映するのが特徴です。

「いつ止めるか」は、弱冷風の長さが目安に

髪の乾燥が進むと弱冷風の時間が長くなります。使う人はその変化を、乾かし終わりを判断する目安にできます。

髪が乾いたら自動で電源が切れる機能ではありません。「まだ湿っている気がする」と長く温風を当て続けがちな人にとって、風の変化を手掛かりにできる点が身近な違いです。

髪への効果は、メーカー試験の条件と一緒に

メーカーは、過乾燥を抑える制御とプラズマクラスターにより、枝毛・切れ毛を87%抑制したと説明しています。これはイオンの有無や過乾燥の条件を変え、180回ブラッシングした後を比べた試験です。

毎日の使用で誰でも同じ数値になるとは限らず、すでに傷んだ髪が修復されることを示した数値でもありません。乾かす時間の短縮についても、従来機との比較条件に基づくメーカーの説明です。

約4万6千円を、毎日の使い心地と比べる

市場想定価格は気軽に買い替えられる水準とは言いにくく、実際の販売価格も店舗によって変わります。風の切り替わり方や持ちやすさなど、毎日使うときの感覚も選ぶ材料になります。

温風の時間が変わることから電気代が気になるかもしれませんが、今回の発表では節電効果を示す比較値は案内されていません。省エネによって本体代を回収できる、といった見込みで選ぶのは避けたいところです。

まとめ

IB-WX903は、髪から出る水蒸気に合わせて温風と弱冷風を調整し、乾かし終わりの目安を作るドライヤーです。自動停止まで任せる製品ではなく、乾かしすぎを避ける手助けに約4万6千円の価値を感じるかが選ぶポイントになりそうです。