導入

寒くなってくると、食卓に増えるのが鍋です。

野菜をたくさん入れられて、肉や魚の量を調整しやすい。調理も比較的簡単で、家計にも優しい。そんなイメージがありました。

ところが今年は、その「鍋で節約」が少し難しくなるかもしれません。

みその価格が上がり、さらに白菜などの鍋野菜にも高値の例が出ています。

みその価格上昇が報じられている

みその価格上昇が報じられています。ハナマルキも一部製品の出荷価格改定を発表しています。

みその価格は商品や容量、販売店によって異なります。平均価格と店頭価格を比べるときは、調査対象の商品・容量・地域をそろえて見る必要があります。

一部商品では10〜30%程度の価格改定通知

ハナマルキは2026年6月26日の公式発表で、一部製品の出荷価格を10月1日出荷分から改定すると案内しています。公式資料では改定率や個別の商品名は公表されていません。

一方、9月28日のFNNの取材では、横浜市内のスーパーがハナマルキの一部商品について10月から約10〜30%の価格改定になるとの通知を受けたと説明しています。

これは「ハナマルキ全商品が30%上がる」「全国のみそが30%上がる」という意味ではありません。メーカーの出荷価格と、特定店舗が説明した商品ごとの改定幅を区別する必要があります。

白菜は2週間前の2倍以上という店頭例

同じ9月28日のFNN取材では、白菜が2週間前の2倍以上になった店頭例も紹介されています。ただし特定店舗の価格変化で、全国一律ではありません。

野菜価格は産地、天候、地域、店舗で大きく変わるため、全国傾向と個別の店頭例は分けて考える必要があります。

鍋は「安い料理」だった

鍋は、冷蔵庫にある野菜を使い切りやすく、肉を少なめにしても作りやすい家庭料理です。

その中心になる白菜や調味料まで高くなると、「今日は鍋で安く済ませよう」という前提自体が揺らぎます。

白菜が高ければ代替もできる

鍋は材料を変えやすい料理でもあります。

もやし、キャベツ、大根、きのこ、豆腐など、その時に比較的買いやすい食材へ替える方法があります。

特定の食材がいつも安いとは限りません。その日の価格を見て、材料を入れ替えやすいことが鍋の良さです。

みそ味以外にする選択肢も

みそが高くなれば、しょうゆ系、塩系など別の味付けへ変える家庭もあるかもしれません。

一方で、みそは鍋だけに使う食品ではありません。毎日のみそ汁等で使う家庭では、価格上昇の影響が冬だけで終わらない点も重要です。

物価高が「献立」にまで入ってくる

食品値上げは数字だけ見ると数十円、数百円でも、毎日買う食品が複数同時に上がると家計への影響が大きくなります。

「何を食べたいか」だけでなく、「今週どの野菜が安いか」で献立を変える場面が増えそうです。

まとめ

鍋シーズン直前に、みそと白菜の両方で値上がりが目立つのは家庭には痛いニュースです。

ただし「みそ全部が30%値上げ」「白菜が全国で2倍」という話ではありません。商品や地域、店舗によって状況は違います。

鍋は材料を替えやすい料理でもあります。今年の冬は、白菜やみそに固定せず、その日に買いやすい材料で組み立てることが節約につながるかもしれません。