河合塾の中に「食事の自販機」

河合塾と日本ハムは、学び食サービス「スタミタス」を2026年9月7日から河合塾千種校でテスト導入する予定です。まだ河合塾全体へ広がったサービスではなく、まずは千種校で約3カ月、仕組みを試します。

校舎の4階ラウンジに冷凍自販機を置き、塾生はスマートフォンの専用アプリで購入手続きをします。商品を受け取った後は、ラウンジ内の電子レンジで温めてその場で食べる仕組みです。

500円くらいで何が食べられる?

今回のために用意された商品は「ひらめきンパ」。フライドチキン、ビビンバ、豚しょうが焼きの3種類で、内容量は各220gです。

日本ハムの案内による参考小売価格は税込500円。塾内の冷凍自販機などで販売する商品として案内されています。

「栄養バランス食」なのがポイント

ひらめきンパは、北海道日本ハムファイターズ担当の公認スポーツ栄養士が監修した商品です。主食、主菜、副菜のバランスを考えた食事として設計され、勉強や運動の際に大切な栄養素であるたんぱく質も手軽に取れると案内されています。

もちろん、これだけで毎日の食事が完結するという話ではありません。それでも、夕方に急いで選ぶ一食に、栄養バランスを意識した選択肢が増える点は気になります。

塾の日の夕食って、結構困る

学校が終わって、そのまま塾へ行く。授業や自習が夜まで続くなら、「夜ごはんをどこで食べるか」は意外と大きな問題です。弁当を持たせる、コンビニで買う、外食する、一度帰宅する。家庭ごとにやり方があります。

校舎内で食事を買えるなら、食事のためだけに外へ出る必要がありません。親にとっても、毎回弁当を用意しなければならないという負担を少し減らせる可能性があります。

コンビニじゃダメなの?

コンビニにも多くの選択肢があり、必要なときに使いやすい存在です。スタミタスはコンビニの代わりというより、校舎の中で買え、価格が分かりやすく、栄養バランスを意識した商品を選べる選択肢と考えるのが自然です。

外出しなくてよいことも、短い休憩時間に食事を済ませたい塾生には便利かもしれません。

500円なら使いたい?

毎日利用するなら、500円でも家計への負担は積み重なります。一方で、弁当を準備する時間や、外食・買い物にかかる手間と比べて価値を感じる家庭もありそうです。

安いか高いかは、通塾の頻度や家庭の予定によって変わります。大切なのは、塾の日の夕食にもう一つ無理のない選択肢が生まれることです。

千種校だけ? 今後は広がる?

今回の導入は河合塾千種校でのテストです。河合塾はテストの成果を踏まえ、河合塾グループの校舎・教室への本格展開を検討すると案内しています。

全国展開が決まったわけではありませんが、まずは実際にどれだけ利用されるかが注目されます。うまくいけば、ほかの塾にもこうした仕組みが広がるかもしれません。

まとめ

塾の授業そのものとは関係ないように見える夕食も、夜まで塾へ通う家庭にとってはかなり現実的な問題です。

校舎内で、500円程度の栄養バランスを考えた食事が買える。それだけでも、子どもが外へ食べに行く手間や、親が毎回食事を用意する負担を少し減らせるかもしれません。まずは河合塾千種校でのテストですが、こうした仕組みが他の塾にも広がるのか気になります。