そもそも、なぜ本人確認が厳しくなった?

英検は2026年度第1回検定から本人確認を強化しています。なりすまし受験などの不正を防ぎ、本当に本人が受験した結果であることを確認するためです。

英検の級やCSEスコアは、高校・大学の出願条件、推薦、得点換算、優遇などに使われる場合があります。制度は学校や方式により異なりますが、結果の信頼性を保つ本人確認は重要です。

第2回から何が変わる?

第1回では、英検(従来型)の団体準会場申込受験者のうち公開会場で二次試験を受ける人などを対象に、顔写真付き身分証明書の提出期限を特別に延長する措置がありました。英検協会はこの猶予措置を第2回以降は行わないと案内しています。

忘れてもかなり後から出せばよい、と考えない方が安全です。対象者と期限は受験方式によって異なるため、最新の受験案内を必ず確認してください。

身分証を忘れたら、その場で受験できない?

当日に有効な顔写真付き身分証明書を提示できない場合でも、英検協会は後日提出の手順を案内しています。ただし、有効な成績結果を受け取るには、指定されたSTEPを期限内にすべて完了する必要があります。

ニュース収集時点では試験翌々日の午前9時30分までという案内があります。期限、対象条件、提出方法は変更される可能性があるため、必ず自分の検定の公式案内を確認してください。

期限までに確認できないと「認証失格」

指定期限までに本人確認を完了できない場合は認証失格となり、成績が無効になります。問題を解けたかとは別のところで、結果が使えなくなってしまいます。

入試や推薦で利用する予定があれば、出願期限に間に合わないこともあります。受験票や筆記用具と同じく、本人確認書類を試験前のチェック項目に入れておくのがよさそうです。

中高生は何を持っていけばいい?

学生証、生徒手帳、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、協会が本人確認可能と認める有効期限内の原本が必要です。コピーやスマートフォンで撮影した画像、電子学生証は使えません。

生徒手帳に最初から顔写真欄がない場合も、余白や裏面に本人の写真を貼り、学校による割印があるなど、協会が示す条件を満たせば有効となる例が案内されています。自分で写真を貼るだけでは足りません。

S-CBTとは別に確認しよう

今回のDailyでは台風24号による9月5日・6日の英検S-CBT実施可否も紹介しています。本人確認ルールと、台風による試験実施可否は別の話です。

S-CBTを受ける人は身分証に加え、出発前に当日の実施状況を公式サイトで確認してください。

まとめ

今回の変更は、英検が突然ものすごく厳しい試験になったという話ではありません。入試などにも広く利用される試験で、受験者本人であることを確認する流れの一つです。

第2回からは第1回の一部受験者向け猶予が終了します。受験前日に受験票、筆記用具、身分証を家族でも一度確認する。それだけで防げるトラブルなら、確認しておくのがよさそうです。