録画先の選択肢に、自分のクラウドを加える

パナソニックの新ディーガでは、録画番組を自分のGoogle DriveやOneDriveへ保存できます。10月15日の説明会を報じたAV Watchが、その具体的な使い方を紹介しました。対応する新製品は9月に発表され、10月下旬発売予定です。

たくさん録画する人にとって、内蔵HDD以外にも番組を置けるのは気になる変化です。ただし、クラウドへ直接テレビ放送を録画したり、通常の動画と同じように自由に再生したりする機能ではありません。

いったんHDDへ録画し、その後クラウドへ

番組はまずレコーダーの内蔵HDDに録画され、その後にクラウドへダビングされます。クラウドへの転送はレコーダーを使用していないときに行われるため、ネット回線の状態と本体側・クラウド側の空き容量が関わります。

録画予約ではHDDとクラウドの両方に残す方法と、転送後にHDD側へ残さない方法があります。全自動録画の保存先をクラウドへ直接置き換えることはできません。クラウドを選んでも、録画の入口としてHDDを使います。

再生できるのは、登録した機器とアプリ

クラウド上の番組は暗号化され、登録したディーガとペアリング済みのスマートフォンアプリで再生します。Google DriveやOneDriveの一般的な動画プレーヤーで開いたり、他の人へファイルを渡して自由に見てもらったりする使い方ではありません。

AV Watchによると、ダビング10の番組をHDDからクラウドへコピーするとコピー回数を1回使い、クラウドからHDDへ戻す操作は移動になります。番組の複製が無制限に増えるわけではない点にも注意が必要です。

最大10TBに対応。容量と料金は自分で用意する

番組保存は最大10TBまでに対応しますが、保存容量が無料で10TB付いてくるという意味ではありません。利用者自身のクラウドアカウントと空き容量が必要で、契約によっては追加の月額料金がかかります。

録画量が多い家庭では、今のクラウド契約に写真や書類などがどれだけ入っているかも含めて考えたいところです。スマートフォンアプリでの設定と、安定したインターネット接続も必要です。

故障時の引き継ぎには条件がある

パナソニックは、故障や修理交換に伴い、クラウド上の番組を対応する別のディーガへ引き継ぐサービスを案内しています。元の機器とのペアリング履歴や同じクラウドアカウントなどが必要で、アプリを削除したり、古い機器の登録を消したりすると、引き継ぎに必要な情報を失う場合があります。通常の買い替えのためのサービスではありません。

利用規約では、永久保存、完全性、利用可能性、復元やバックアップ機能を保証していません。クラウド上で番組ファイルの名前や場所を変えることなどでも、機能から利用できなくなる場合があります。重要な番組を保存する前に、機器とアカウントの管理方法を把握しておきたいところです。

まとめ

新ディーガのクラウド保存は、対応機器で楽しむ録画番組の置き場所を増やす機能です。Google DriveやOneDriveに入るというだけで、再生や移動の制約がなくなるわけではありません。

録画量に合った容量と費用、HDDに残す方法、機器故障時の条件まで踏まえて選ぶと、自宅でどんな役割を任せられるかが見えてきます。